屋根塗装の工程と工事の流れ

屋根塗装の工程と工事の流れ

屋根塗装はスレートやセメント瓦、金属屋根に行います。美観性の向上と屋根材の寿命を延ばす大事なメンテナンス工事ですので、適切なタイミングで工事を行ってください。

屋根塗装は高いところでの作業ですので、どんな作業をしているか見えにくい工事です。工事は業者が行いますが、作業内容をまったく知らずに工事を始めてしまうのはいけません。

工事に成功するためにも、これから屋根塗装をお考えの方は、ぜひ屋根塗装の工程と流れを押さえておきましょう!

本日は屋根塗装の工程と工事の流れをご紹介いたします!

目次

【屋根塗装の流れ】

それではさっそく屋根塗装の流れと作業内容をお伝えしていきます。屋根塗装は以下の流れで工事が進んでいきます。

  1. 足場設置
  2. 高圧洗浄
  3. 下地処理~補修
  4. 下塗り
  5. 縁切り(タスペーサー設置)
  6. 中塗り~上塗り
  7. 最終点検~足場撤去
  8. 屋根塗装完了

これらの工程を10~14日間かけて行っていきます(工事日数は目安です。屋根形状や状態、大きさ、施工状況で工事日数は変わります)。

それではどんな作業か内容を詳しくご説明していきます。

1:足場設置

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屋根塗装は高所作業工事ですので、作業性と安全性を確保するために足場を必ず設置します。足場には飛散防止のためにメッシュシートを取り付けます。メッシュシートを取り付けると建物が覆われて、外からの目線が入りにくくなりますので、いつも以上に防犯に気をお配りください。特に外出する際は、施錠を忘れないことが大切です。

また、足場は設置ごとに費用がかかります。できるだけコストを抑えるなら、このタイミングで他の高所作業も行うことをおすすめします。

足場のコスト節約についてはこちらの「屋根工事は外壁工事なども一緒に!メンテナンスコスト節約のポイント!」をご覧ください。

2:高圧洗浄

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高圧洗浄とは高圧洗浄機を使って屋根に付着する汚れを洗い流す作業のことです。屋根に付着する不純物を取り除くことで、塗装の密着性を高めることができます。

高圧洗浄は高い水圧で洗浄しますので、もし屋根材の劣化が進んでいる場合は、破損してしまわないように水圧を調節して洗浄することが大事です。

また、破損している場合は、洗浄する水で吹き飛ばしてしまう可能性がありますので、よく状態を見ながら作業する必要があります。

3:下地処理~補修

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下地処理は塗装を行う上で念入りに行わなければいけない工程です。下地処理は前述した高圧洗浄やケレン、シーリング打ち、補修など塗装前に行う作業のこと。見栄え美しく耐久性の高い塗装に仕上げるためには、下地処理が不可欠です。

また、現在戸建住宅の屋根によく採用されているスレートは、経年劣化でひび割れていることが多いですので、シーリングでひび割れを補修します。破損が大きい場合は、類似品のスレートで差し替えることができます。

4:下塗り

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下塗りは塗装で一番はじめに塗料を塗る工程です。この工程ではシーラーやプライマーなどの下塗り材を使います。下塗り材には下地への密着性を高める効果があります。また、塗料の吸い込みを抑えて塗装ムラを防ぎます。

通常、下塗りは1回塗りですが、屋根のように傷みやすいところは、塗料の吸い込みが激しいため1回塗っても足りないことがあります。

下塗りは下地へのクサビとなる塗膜を形成しますので、1回で足りない場合は、規定の塗膜厚が確保できるまで2回、3回と塗料を塗り込みます。

屋根塗装の下地処理と下塗りの重要性はこちらの「屋根塗装で重要な下地処理と下塗り」をご覧ください。

5:縁切り(タスペーサー設置)】

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縁切りは屋根材の重なり部に隙間を設ける作業のことです。スレートのように重なり部の隙間が小さいと、塗装した後に塗膜でその隙間を塞いでしまい、雨水や湿気が外に逃げなくなってしまいます。

密閉された状態になると屋根の下で雨水や湿気が溜まり、いずれ雨漏りを引き起こしてしまいます。

縁切りが必要なのは、屋根材重なり部の隙間が小さいスレートでして、セメント瓦や金属屋根は縁切り不要です。現在は施工性がいいタスペーサーを使って縁切りするのが主流です。

縁切りについてはこちらの「屋根塗装で行う縁切りとは?重要と言われる理由と手抜き工事を防ぐ対策」をご覧ください。

6:中塗り~上塗り

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中塗りと上塗りは上塗材を塗り重ねていく工程です。上塗材は仕上材とも呼ばれており、お客様が目にするのもこの上塗材です。

上塗材にはウレタンやシリコン、フッ素など配合されている樹脂に種類があり、それぞれ耐用年数が違います。また、樹脂の違いだけでなく、太陽光からの熱の吸収を抑制する遮熱塗料といった機能性を付帯させている屋根塗料もあります。

屋根はなにも遮るものがなく、太陽光に直接さらされる非常に劣化しやすい過酷な環境にあります。もし、外壁塗装も一緒に行う場合は、外壁塗料よりも耐候性に優れるワンランク上の塗料をお選びください。

7:最終点検~足場撤去

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全工程を終えたら、最後に仕上がりに問題がないか最終点検します。もし、ここで不具合や傷などがあったら手直しをします。

屋根は外壁のように目視で確認できませんから、お客様は業者に頼んで施工後の写真を撮ってもらいましょう。

足場が外れてしまうと、手直しができなくなってしまいますので、必ずこの最終点検はお客様もお立会いください。

塗装が必要な屋根材と塗装の必要性についてはこちらの「屋根塗装が必要な屋根材と塗装が必要な理由を解説」をご覧ください。

【屋根塗装は工事後の対応も意識しておきましょう!】

屋根塗装の工程と工事の流れ

最終点検で問題がなければ、足場が解体して工事完了となり、無事にお引渡しとなります。ここまでくるのに大体一週間ほど、外壁塗装も行えばニ週間ほどはかかります。

工事を終えれば足場がなくなってすっきりとしますし、塗装できれいに生まれ変わったお住まいで新しい生活が始まります。

工事を終えれば一段落していつもの暮らしに戻っていくのですが、十数年後にはまた塗装が必要になります。また、なにかしら不具合や突発的なトラブルに見舞われてしまう可能性もあるかもしれません。

業者との付き合いは工事の間だけでなく、工事後も大切です。もし、なにかあったときに相談できる業者がいるのは安心感が違います。

工事を依頼する時は、丁寧に工事をしてくれることはもちろん大事ですが、工事後の対応も確認しておきましょう。工事保証やアフターサポートが充実していれば、定期訪問で定期的に建物をチェックしてくれたり、なにかあったときも対応してくれて安心です。

【屋根塗装なら当社にお任せください!】

屋根塗装の工程と工事の流れ

ここまで屋根塗装の工程と工事の流れについてお伝えさせていただきました。屋根塗装を行うタイミングは10年目が目安です。2回目以降は使用した塗料の耐用年数によって違いますので、いつ塗装が必要になるか把握しておきましょう。

適切なタイミングで塗装を行いたい方は、定期的に点検の実施をおすすめします。屋根は下からでは状態がどうなっているかわかりません。劣化していても目に入らないため、そのまま放っておいてしまい、気がついたらひどい状態になっていた、なんてこともあります。

屋根は雨漏りのリスクもありますので、劣化が進む前にメンテナンすることが大切です。当社は無料で建物診断を実施しておりますので、メンテナンスをいつすればいいかわからないという方は、ぜひ当社にご相談ください。診断後はお客様に最適な工事プランをご提案させていただきます!

無料診断はこちらの「屋根の無料診断・無料見積もり」をご覧ください。

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この記事を書いた人

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