これって雨漏り？疑うべき5つの雨漏り症状

天井や壁から水が滲み出てきたら、真っ先に雨漏りしていることに気づきますよね。

こうやってわかりやすく症状が出てくれればいいですが、時には雨漏りしているのかよくわからない時もあります。

こんな時に「そこまで被害が出ていないからそのままでいいや」と放っておいてしまうのは厳禁です！

天井や壁に水が染みた跡があることも、雨漏りを疑わなければいけない症状の一つです。

窓は雨漏りの原因となりやすいところです。

窓まわりの壁や窓枠が濡れていたら、もしかすると雨漏りを起こしているかもしれません。

結露も多いところなので、雨漏りと勘違いすることもよくあります。

雨が降っていなくても濡れている場合は、雨漏りではなく、結露である可能性が高いです。

ふとした静かな時に水が落ちる音はしていませんか？

ポタポタと水が滴るような音がすれば、もしかすると雨漏りを起こしているかもしれません。

とくに症状が見られなかったとしても、単純に内部で水がとどまり、室内側まで水が流れてきていないだけかもしれません。

建物内部で水が溜まっている状態だと、室内側に症状が出てきた時にはかなりの被害を受けている可能性があります。

壁や天井が濡れていないから大丈夫と思わずに、水が滴る音がしたら専門業者に頼んで、雨漏りしていないか点検してもらいましょう。

雨漏りしているとその範囲で水気を感じるようになり、お部屋が湿気ぽく、カビも生えやすくなります。

他のところは大丈夫なのに、特定の部屋だけ湿気が多くなり、カビが生えやすくなっている場合は、雨漏りを疑いましょう。

カビは空気中に浮遊し、健康被害をもたらします。

小さなお子様がいる方やご高齢な方、喘息など疾患をお持ちの方は、体にご負担をかけてしまうのでご注意ください。

屋根から雨漏りしていると軒天井に症状が出ることがあります。

軒天井が剥がれていたり、濡れている跡があったりする場合は、雨漏りを疑いください。

また、ベランダ下の天井（上げ裏）も同じように雨漏りの症状が出ます。

ここからの雨漏りの原因は、ベランダ防水やドレン、笠木の劣化などです。

防水されているところも雨漏りの原因となりやすいのでご注意ください。

瓦屋根のお家は漆喰にも注意しておきましょう。

漆喰は葺き土を覆うためのもので、経年劣化で欠けてきたり、崩落したりすると、水が浸透しやすくなり、いずれ雨漏りを起こします。

葺き土は厚く塗られているので、すぐに雨漏りするほど水が浸透するわけではありませんが、20年を超えてくると漆喰を塗り替えることを考えなければいけない時期です。

1階の屋根の上や庭などに漆喰の欠片が転がっていたら、高い確率で漆喰に問題が起きていますので、まずは点検から始めてください。