トタン屋根は錆びる前に塗装しましょう！塗装が必要なサインと塗装工程について

屋根はさまざまな種類がありますが、昔から用いられているトタン屋根は定期的に塗装しないと錆が発生してしまいます。

トタン屋根の劣化が激しいと塗装では対応できなくなってしまいますので、状態にはご注意ください。

本日はトタン屋根の塗装についてお伝えしたいと思います！

【トタン屋根に塗装が必要なサイン】

現在ではトタンよりもガルバリウム鋼板が主流になりましたが、塗装工事ではまだまだトタン屋根を塗装させていただく機会が多いです。

トタン屋根は安価で定期的に塗装していけば長持ちさせることができます。

多くのお家では、トタン屋根が錆びてしまっていることが多いですから、塗装のタイミングを逃してしまわないように、塗装が必要なサインを知っておきましょう。

塗装が必要なサインは以下の症状です。

• 色あせ
• チョーキング
• 汚れの付着
• コケやカビの発生
• 塗膜のひび割れ
• 塗膜の剥がれ
• サビ

上記の症状の中で、できれば色あせやチョーキングの症状の段階で塗装をご検討ください。

塗装は「色あせ→チョーキング→クラック→塗膜の剥がれ」の過程で劣化が進みます。

クラックまで症状が進んでしまうと下地を傷めてしまいます。

トタンの場合は錆が発生しやすくなっている状態なので、クラックまで症状が進んでしまっている場合は、早急に塗装することをおすすめします

【劣化が激しいと塗装できなくなってしまう！】

トタン屋根が劣化すると鋼板が空気や水に触れやすくなり、錆びやすくなります。

錆はトタンを脆弱化させるため、その状態で塗装しても下地への密着性が悪くて長持ちしません。

また、錆がひどくなればトタンに穴が開いてしまうため、雨漏りのリスクも高まります。

劣化が激しければ塗装では対応できなくなり、葺き替え工事が必要になってきますので、メンテナンスコストも掛かってしまうでしょう。

前述したようにトタン屋根は状態が悪くなる前に塗装すれば長持ちしますので、塗装が必要なサインを見逃さないようにしましょう。

屋根からの雨漏りについてはこちらの「屋根から雨漏りする原因と屋根の構造、修理方法を解説！」をご覧ください。

【トタン屋根の塗装工程】

ここではトタン屋根の塗装工程をご紹介いたします。

塗装は塗料を塗っていく工事というイメージが強いかもしれませんが、他にもやっておかなければいけない工程があり、むしろ塗装前に行う工程こそが塗装の耐久性を左右する大事な工程であったりします。

それでは各工程をご説明していきます！

【足場設置】

屋根は高いところにありますので、安全に作業ができるように足場を設置します。

ここでは詳しいことを割愛させていただきますが、足場を設置する際は、他の高所作業を伴う工事も一緒に行っておくと足場代の節約になります。

足場代の節約についてはこちらの「屋根工事は外壁工事なども一緒に！メンテナンスコスト節約のポイント！」をご覧ください。

【高圧洗浄】

年数が経過している屋根は汚れがたくさん付着しています。

この状態で塗装してもうまく下地に密着しませんので、高圧洗浄して屋根をきれいにします。

【下地処理】

下地処理は塗装の耐久性を左右する大事な工程です。

下地処理が疎かになっていると塗装は長持ちしません。

下地処理はケレンやコーキング処理、補修などの作業を行います。

劣化した下地は塗装が密着しづらい状態なため、ケレンで不純物を取り除いて下地を整えていきます。

また、荒れている下地を平滑にして仕上がりを美しくさせる目的もあります。

コーキング処理は部材の接合部など隙間が生じているところを塞ぎ、防水性を高める作業です。

コーキングは太陽の紫外線などで劣化してくるため、塗装のタイミングで新しくしておきましょう。

コーキング工事についてはこちらの「コーキングの特徴と種類、コーキング工事を行う場所を解説」をご覧ください。

【錆止め下塗り】

下塗りには錆止めを塗ります。

エポキシ系錆止め塗料が一般的でして、防錆効果と塗装の付着力を高める効果があります。

屋根のように広い面はムーブメントが大きいため、下塗りが必須です。

下地処理や下塗りについてはこちらの「屋根塗装で重要な下地処理と下塗り」もご参考にしてください。

【塗装仕上げ　中塗り〜上塗り】

中塗りと上塗りは塗装の仕上げに入る工程です。

この工程から上塗り用塗料を塗り重ねていきます。

中塗りをした後は、しっかり塗装を乾燥させないと塗膜の膨れなど施工不良を起こしますので、作業を行う天気に合わせて的確な乾燥時間を設けることが大事です。

【足場解体〜お引き渡し】

塗装完了後、最終点検を行なって仕上がりに問題がなければ足場を解体して、お客様にお引き渡しです。

最終点検の際は、お客様も立ち会って仕上がりを確認しましょう。

屋根塗装の場合、屋根の上に登っていただくわけにはいきませんから、完成した屋根を写真に撮ってもらって仕上がりを確認しましょう。

屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装が必要な屋根材と塗装が必要な理由を解説」もご参考にしてください。

【工事をお考えの方は工事保証やアフターサポートも確認しましょう】

建物は経年劣化するものですから、万が一のことも考えて工事後も相談できる業者に工事を依頼しましょう。

工事保証やアフターサポートを実施する業者なら工事後も対応してくれるので安心です。

塗装は10年を目安に塗り替えていきます。

トタンのように錆を発生させる屋根は、劣化が進んでしまうと取り返しがつかなくなってしまいます。

大切なお住まいを長持ちさせていくためには、普段から建物の状態を見ることが大切ですから、メンテナンスのタイミングを見逃してしまわないように注意しましょう。

当社は無料で建物診断を実施しております。

お住まいのメンテナンスのことで何かお困りのことがございましたらご相談にのりますのでお気軽にお声がけください。

無料診断はこちらの「屋根の無料診断・無料見積もり」をご覧ください。

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