FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

ご自宅のベランダのメンテナンスをしていますか?戸建て住宅のほとんどに採用されているのがFRP防水です。防水のメンテナンスはついつい後回しにしてしまうことも。しかし、絶対にほったらかしにしてはいけないのも、実は防水のメンテナンスなのです。

防水の劣化が進むと建物内に水が染み込んできてしまうので、適切なタイミングでメンテナンスを行いください。本記事では、FRP防水の特徴やメリット・デメリット、FRP防水のメンテナンス方法を解説いたします!

目次

FRP防水とは?

FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

FRPはFiber Reinfoced Plastics(繊維強化プラスチック)の略称です。不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤を混合する防水層とそれを補強するガラス繊維を組み合わせた防水工法。強度が高く、歩行する場所に適しており、軽量なため建物への負担も少ない特徴があります。

戸建て住宅のベランダやパラペットに多く採用されています。防水層は塗装でつくられるため、継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた水密性を発揮します。また、硬化が速く、何層も塗り重ねる工程でも1〜2日程度で施工を完了できる工期の短さも特徴にあります。

FRP防水のメリット・デメリット

メリットデメリット
軽量で負担が少ない
強度が高い
乾燥が速く、工期が短い
継ぎ目がなく、防水性に優れている
費用がやや高い
ポリエステル樹脂の独特な臭いがある
複雑な形状では不向き

FRP防水のメリットは上記で挙げた「FRP防水とは?」でお伝えしましたので、次はデメリットをお伝えします。

デメリットの一つが、費用がやや高いことです。シート防水と比べると高く設定されており、メンテナンスでもトップコートの塗り替えが必要です。

施工中の独特な刺激臭を発するのも気になる点です。これはポリエステル樹脂の臭いでして、シンナーとはまた違った臭いがあります。硬化すれば臭いは消えますが、洗濯物に臭いがついてしまう可能性がありますので、工事日は室内干しにしていただくことをおすすめします。

硬質で衝撃が強いメリットの反面、追従性が悪く、ひび割れやすいデメリットがあります。施工面積が広い場所や複雑な場所には不向きですので、屋上などの防水はウレタン防水やシート防水などをご検討していただくことになります。

防水工事についてはこちらの記事もご覧ください!

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FRP防水のメンテナンス方法

ドレン(排水口)の清掃

FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

床に溜まる水はドレンに流れていきます。ドレンとは排水口のことです。水と一緒に落ち葉や枝、泥などが流れてくるため、ドレンのところに溜まり水を堰き止めてしまうことがあります。

水が溜まると劣化を早め、浸水を起こす可能性もあります。雨漏りを起こす原因の一つなので、ドレンにゴミが溜まらないように定期的に清掃を行いください。

トップコートの塗り替え

FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

FRP防水は仕上げにトップコートを塗装しています。トップコートは防水層を紫外線から守る役割があり、5年ほどを目安に塗り替えが必要です。トップコートを塗り替えるタイミングは、5年経過の他にひび割れや色褪せ、塗膜の膨れなどの劣化症状が出てくる時期もご検討していただく目安です。

そのままにすると防水層にまでダメージを負ってしまい、一から防水をしなおさなければいけなくなってしまいます。コストが上がってしまうため、なるべく防水層が劣化する前にトップコートの再塗装を行いください。

防水のやり直し

FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

FRP防水の耐用年数は10年程度です。この年数を超えたら防水を一からやりなおすことをご検討ください。防水工法は同じFRP防水の他に、ウレタン防水などで施工することも可能です。

当社では防水工事も承っておりますので、防水のメンテナンスのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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まとめ

FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス方法

ここまでFRP防水について解説してきました。FRP防水は戸建て住宅のベランダやパラペットによく採用されています。反対にビルやマンションなどの屋上は施工面積が広く、ひび割れやすいFRP防水では不向きなため、ウレタン防水やシート防水、アスファルト防水が採用されます。

FRP防水は5年を目安にトップコートの塗り替えが必要ですので、タイミングを逃さないようにしましょう。防水層まで劣化が進むと雨漏りを引き起こすリスクを高めるだけでなく、修理にかかるコストも増えてしまいます。適切な時期にメンテナンスを行うことが大切ですので、年数の経過や防水の状態などを普段から気にしておきましょう。

当社では防水工事も承っており、無料診断も実施しております。お客様のご要望に沿って最適なプランをご提案させていただきますので、お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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