屋根塗装は屋根材の他に板金の塗装も大事!付帯部についても解説

屋根塗装は屋根材の他に板金の塗装も大事!付帯部についても解説

本日は屋根に取り付けてある板金の塗装について解説いたします。

屋根塗装は屋根材以外に板金も塗装することが大事です。

棟板金や雨押え、水切り、雪止めなどは金属性ですので、塗装されていないといずれ錆びてしまいます。

屋根の見栄えが悪くなるだけでなく、屋根の故障に繋がりますので、屋根塗装をするときはこれらの板金部剤も塗装を忘れないでください!

目次

【塗装が必要な屋根板金】

屋根塗装は屋根材の他に板金の塗装も大事!付帯部についても解説

屋根塗装をするときは、板金部材も忘れずに塗装してください。

別々に塗装するとなると効率が悪く、足場ももう一度設置することになり、余計に費用がかさんでしまいもったいないです。

屋根には以下の板金部材や金属部材があります。

  • 棟板金
  • 谷板金
  • 雨押さえ
  • 水切り(ケラバ、軒先)
  • 雪止め

板金とあるように金属製ですから、劣化が進むと錆びてしまいます。

サビは金属自体を朽ちらせてしまうばかりか、雨に流されて屋根を汚してしまいます。

詳しくは後述しますが、強度が低下して屋根板金が損傷する恐れがありますので、被害がでないように屋根塗装をするときは、屋根板金などの金属部材も忘れずに塗装してください。

【屋根板金の塗装と一緒に行っておきたいコーキング工事や補修工事】

塗装と一緒に行っていただきたいのが「コーキング工事」や「補修工事」です。

屋根は風雨や太陽光などにさらされてダメージを負いやすい場所です。

塗装する時期はだいたい10年経過する頃ですから、それだけ年数が経っていれば不具合箇所もそれなりに発生しているでしょう。

【スレートのひび割れは塗装前に補修しましょう!】

戸建住宅に多く用いられているスレートは、経年劣化でひび割れていることがあります。

塗装すればひび割れは目立たなくなるかもしれません。

ですが、根本的な改善ではありませんので、補修をせずに塗装すると後々不具合を起こす可能性を残してしまいます。

屋根はどんな工事も高所作業となり足場が必要です。

小規模な工事に20万円ほど掛かる足場を設置するのは割高です。

はじめのうちに悪くなっているところを直しておくことが、余計な費用の発生を防ぐことに繋がります。

【棟板金は釘の打ち込みとコーキング工事をしましょう!】

屋根塗装は屋根材の他に板金の塗装も大事!付帯部についても解説

棟板金とは屋根の棟に取り付けてある板金部材です。

棟板金は貫板という下地に(現在では樹脂製や防腐処理された下地材もあります)釘を効かせて設置されています。

風雨にさらされるだけでなく、風にあおられるため、台風など強風が吹く時期になると風に飛ばされてしまう被害が多く発生します。

ご自身のお家だけでなく、近隣の建物や車を傷つけてしまう恐れがありますので、被害がでないようにしっかりメンテナンスをしておきたいところです。

棟板金の接合部は水が入らないようにコーキングが打ってあります。

当然ですが、10年も経過していればコーキングも劣化して水が入りやすくなっています。

水が內部に入り込めば下地材を濡らして腐食する恐れがあり、釘の効きも悪くなります。

このような状態だとさらに風にあおられやすくなり、棟板金が飛ばされてしまうリスクがあります。

屋根塗装をするときは、棟板金を固定する釘を再打ち込みし、コーキングも打ち直すことが大事です。

もし、下地材が腐食していたり、棟板金自体が歪んでしまっている場合は、補修ではなく板金そのものを交換することをおすすめします。

棟板金工事については「棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!」で詳しく解説しております。良ければこちらもご覧ください。

【外壁も一緒に塗装するなら付帯部も忘れずに!】

屋根塗装は屋根材の他に板金の塗装も大事!付帯部についても解説

屋根塗装をお考えの方は、外壁塗装も一緒に予定されている方もいるのではないでしょうか?

屋根も外壁も塗装するときは足場が必要です。

そのため、別々に塗装するよりも一緒に工事したほうが足場の重複がなくなり、コストの節約になります。

足場代の節約についてはこちらの「屋根工事は外壁工事なども一緒に!メンテナンスコスト節約のポイント!」をご覧ください。

外壁塗装をする際は「付帯部」も忘れずに塗装してください。

付帯部とは屋根や外壁以外の部材のことです。

建物には様々な部材が設置されており、部材によっては劣化を防ぐために定期的に塗装が必要なものもあります。

また、色あせていたり、汚れていたりするところがあると、塗装してきれいになったところとの違いがはっきりと出てしまい見栄えが悪くなってしまいます。

塗装する付帯部は以下の部材がありますので、これから塗装工事を考えている方はどんな部材があるかチェックしておきましょう。

  • 破風板
  • 雨樋
  • 雨戸
  • シャッター
  • フェンス
  • 笠木
  • 玄関
  • 窓格子
  • 窓枠
  • 水切り
  • エアコンカバー
  • 濡れ縁
  • ウッドデッキ

上記の付帯部がありますが、建物によって設けられている部材が違います。

また、業者によって付帯部に含んでいない部材もあります。

塗装されていないところがないように見積もりをよく確認し、自分でもどこを塗装するのか把握しておきましょう!

また、前述しましたが、屋根塗装は棟板金などの板金部材も塗装が必要です。

外壁塗装だけでなく、屋根塗装も塗装個所の確認が重要です。

外壁塗装についてはこちらの「外壁塗装はしないといけないの?工事の必要性とメンテナススケジュールを解説!」もご参考にしてください。

【まとめ】

屋根塗装は屋根材の他に板金の塗装も大事!付帯部についても解説

屋根も外壁も塗装工事をするときは、どこを塗装するのかをちゃんと把握する必要があります。

塗装個所の確認は見積もりをよく見ることです。

見積もりには「塗装個所」「使用する塗料」「単価や金額」「工事内容」などが記載されています。

見積もりの内訳はできるだけ具体的であることが望ましく、「一式工事」でまとめられている曖昧な見積もりは要注意です。

塗装工事は簡単にやり直せるものではなく、塗装が古いままだと劣化も進んでしまい建物の状態を悪くさせます。

工事に失敗しないように、今回ご紹介したポイントをぜひ役立たせてください。

当社は無料で建物診断を実施しておりますので、塗装工事をお考えの方はお気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根の無料診断・無料見積もり」をご覧ください。

“mu”

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