棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!

棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!

屋根は雨や風にさらされてダメージを負いやすいところ。とくに棟板金は台風が多くなる時期になると被害が多発します。

訪問業者も棟板金をよく指摘してくることがあります。

当然訪問してきて「屋根の板金が浮いていますよ」「屋根板金が外れそうですよ」なんて言われたらびっくりしてしまいますよね。

しかし、焦りは禁物です。むやみに屋根に登らせたり、工事契約をしてしまったりすると大きな失敗につながってしまいます。

屋根工事はトラブルが多いですから、しっかり知識を身に着けておきたいですよね。

本日は屋根の中でも被害が多い、棟板金工事についてお伝えしていきます!

目次

【屋根の一番高いところにある板金が棟板金】

棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!

棟板金は屋根の棟に取り付けられています。棟は建物の棟木がある場所でして、屋根の一番高い位置を指します。

屋根は軒先から棟に向かって高くなり、棟のところで屋根面が接します。ちょうど棟は屋根面の継ぎ目ができますので、ここを覆うために棟板金を被せてあります。

棟板金は「への字型」の板金でして、貫板という下地に釘を効かせて固定しています。

【どうして棟板金は被害が多いの?】

棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!

棟板金は「屋根の装飾」と「屋根面継ぎ目の覆い」の目的で設置しています。一番高い場所にあり、風にあおられやすいことから、8~9月の台風が多くなる時期は、棟板金が飛ばされてしまう被害が多く発生します。

まだ棟板金が新しい状態であれば、釘もしっかり下地に効いてくれて、風にあおられてもびくともしませんが、経年劣化すると固定強度が落ちてきます。

棟板金自体も日中は太陽光で熱せられ、夜は表面温度が下がるため、収縮・膨張を繰り返し、釘穴がだんだん大きくなり、釘が抜けてしまいます。

棟板金の被害が多いのは、風雨や太陽光など過酷な環境に屋根がさらされていることが原因です。

棟板金は大きな部材ですから、もし風に飛ばされてしまったら、近隣の建物や車を傷つけてしまいます。ましてや人にぶつかってしまうと大変な事故になってしまいます。被害を出さないことが重要ですので、定期的に棟板金のメンテナンスを行うことが大切です。

台風被害や屋根点検についてはこちらの「屋根の破損や雨漏りを防ぐ!台風に備えて屋根点検をしましょう」をご覧ください。

それでは、次に棟板金のメンテナンス方法についてお伝えしていきます!

【棟板金のメンテナンス方法】

棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!

棟板金は以下のメンテナンス方法があります。

  • 釘補修
  • コーキング工事
  • 棟板金部分交換
  • 棟板金交換

以下にて各メンテナンス方法を具体的にご説明いたします。

【釘補修】

前述したように棟板金が経年劣化すると釘が抜けてくるため、再度新しく釘を打ち付けて固定します。釘補修は屋根塗装工事と一緒に行うことが多いです。

釘を打ったところは、わずかですが、隙間ができるため、釘打ち込み後にコーキングを打って、水が入らないように密閉します。

釘補修は下地に釘が効いていることが前提条件です。下地が腐食している場合は、いくら釘を打ち込んでも下地に効かず、すぐに外れてしまいます。このような場合は、棟板金を交換する必要があります。

【コーキング工事】

棟板金は一本の板金が設置されているわけではなく、何本か継いで取り付けてあります。

棟板金の継ぎ目は隙間が生じますので、コーキングを打って密閉させます。

前述したように、屋根は太陽の紫外線にさらされ、ダメージを負いやすい場所です。コーキングは紫外線に弱く、経年劣化するとひび割れや硬質化、剥がれなどの症状が現れます。

コーキングが劣化すると水が内部に侵入しやすくなりますので、定期的にコーキングを新しくすることが大切です。コーキングの耐用年数は5~10年ほどです。コーキング工事も屋根塗装と一緒に行われることが多いですので、これから屋根塗装を行う方は、棟板金のコーキングも一緒にメンテナンスしてください。

コーキング工事についてはこちらの「コーキングの特徴と種類、コーキング工事を行う場所を解説」もご覧ください。

【棟板金部分交換】

棟板金を交換する必要がある場合、施工条件が合えば必要な箇所だけで交換が住む場合があります。部分交換のなによりのメリットは、すべて交換するよりも費用が安いことです。

棟板金の部分交換が可能な施工条件は「棟板金を残すところの下地が良好であること」「既存棟板金が歪んでいないこと」「既存棟板金の劣化が進んでいないこと」です。

下地が腐食していると、部分交換してもすぐに他のところで問題が発生する可能性があるため、このような場合は部分交換ではなく、すべて棟板金を新しくすることをおすすめします。

また、部分交換をする際に一つ注意するところは、既存棟板金と新しく設置した棟板金とで色が変わってしまうことです。違いが大きく目立つ場合は、屋根の見栄えが悪くなってしまいますのでご注意ください。

【棟板金交換】

「下地が負傷している」「棟板金が歪んでいる」「棟板金が外れている」「棟板金の劣化が激しい」などの症状が見られる場合は、棟場金をすべて交換することをおすすめします。

棟板金の交換工事は、既存棟板金と下地を撤去してから、新規下地取り付け、新規棟板金設置、コーキング防水処理の流れで工事を行います。

下地は貫板が一般的ですが、防腐処理した下地材や腐食の心配がない樹脂製の下地などもあります。劣化が心配な方は、下地材にもこだわってみるといいでしょう。

当社は棟板金工事を承っております。工事のことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。詳しくはこちらの「棟板金工事」をご覧ください。

【屋根工事のトラブルを回避するための対策方法!】

棟板金工事とは?メンテナンス方法と屋根工事のトラブルを回避する対策!

ここまで棟板金のメンテナンスについてお伝えしてきました。

冒頭でもお伝えしたように屋根工事はトラブルも多いです。業者の中には悪徳業者も存在しますので、工事を行う時は慎重に業者を選ばなければなりません。

トラブルに見舞われてしまうと、余計な出費が発生したり、工事でのストレスを抱えてしまったりと良いことはありません。屋根工事はトラブルが多いですので、トラブルを回避するために徹底的に対策をしましょう。

以下の対策方法は、悪徳業者や手抜き工事を防止しますので、ぜひ実施ください。

  • 点検時に現状の写真を撮ってもらう
  • 見積もりの内訳を具体的に書いてもらう
  • 見積もりの内訳は細かくチェックする
  • 業者から工事について具体的な説明をもらう
  • 工事中は各工程の施工写真を撮ってもらう
  • 工事保証やアフターサポートを実施しているか確認する

屋根は下からだと状態を見れませんので、写真を取ってもらうのは有効です。写真や説明などを頼んでも曖昧に濁す業者は要注意ですから、そういった業者は避けて、細かな対応をしてくれる業者に工事を依頼しましょう!

当社は無料で建物診断を行っております。診断後は、お客様に最適な工事プランをご提案いたしますので、工事をお考えの方は、ぜひ当社の無料診断をご利用ください。

無料診断についてはこちらの「屋根の無料診断・無料見積もり」をご覧ください。

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