建物に欠かせない排水設備 雨樋の役割を解説します!

建物に欠かせない排水設備 雨樋の役割を解説します!

雨樋はどんな設備かご存知ですか?

雨樋には雨水をスムーズに排水するという大事な役割があり、その機能が果たされていないと建物の老朽化や近所トラブルに関わってきます。

地味な印象を受ける雨樋ですが、建物には欠かせない大事な設備ですので、これからも大切な建物を維持していくために雨樋について、ぜひ理解を深めていただけたらと思います。

こちらの記事では雨樋の歴史や役割について解説いたします!

目次

意外と見落としがち!?建物にとって欠かせない雨樋

建物に欠かせない排水設備 雨樋の役割を解説します!

雨樋とは屋根から流れてくる雨水を受け、それを地面または雨水管に排水する設備のことです。

地味な印象があるかもしれませんが、もし雨樋がなければ雨水をスムーズに排水できなくなり、建物の老朽化を早めてしまいます。

雨樋の歴史は古く平安時代にまで遡れます。

最初は排水する役割よりも飲料水や生活用水を集める設備として役割を果たしていたようです。

雨樋は神社仏閣から始まり、その後商業が盛んになり人口が集中する都市が形成されて普及していきます。

住宅が密集するようになると隣家の雨水が流れ込む、雨垂れが跳ねて壁を汚す、土台を腐らすなどのトラブルが起こるようになりました。

また、当時一般的だった茅葺き屋根は火災に弱く大火を危惧して防火のために奨励されたのが瓦葺きです。

この頃から瓦葺きが一般的に普及するようになると雨樋も一緒に使われるようになったのです。

昔の雨樋は竹や木などの天然材料が使われ、そこから金属製へと発展し、現在では塩化ビニル樹脂の雨樋が一般的になっています。

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雨樋の役割

前置きが長くなりましたが、ここから雨樋の役割についてご紹介します。

上記でもお話ししましたが、雨樋がないことで隣家の雨水が流れ込む、雨垂れが跳ねて壁を汚す、土台を腐らすといったトラブルはいまも変わりません。

  • 雨水をスムーズに排水するため
  • 建物を保護するため
  • 騒音を防ぐため

雨樋には上記3つの役割を持ちます。

建物を維持することだけでなく、ご近所への配慮にも関わる大事な役割を担っています。

① 雨水をスムーズに排水するため

雨樋の最も重要な役割が雨水をスムーズに排水するためです。

雨樋がなければ屋根から大量の水が落ちてきて外壁や基礎、地面などを汚すことになります。

現在の住宅の通路は土間コンクリートになっているところが多いですが、土だと屋根から打ちつける水で地面を抉ったり、水たまりをつくったりします。

② 建物を保護するため

外壁や基礎が汚れると建物の劣化を早めることになります

建物内部に水が侵入すれば土台などの構造体を腐らせて耐震性を低下させます。

また、木材が濡れるとシロアリを寄せつける要因をつくってしまい、多大な被害を受ける可能性があります。

雨漏りによってお部屋に被害を受けてしまうことも注意しなければなりません。

③ 騒音を防ぐため

大屋根(一番高いところにある屋根)は地面から約10m程度、下屋(一階の屋根)でも4m程度あります。

この高さから水が落ちてくると地面に打ちつけたときに大きな音が響きます。

瞬間的に大きな音が鳴るくらいならまだいいですが、雨は持続的に降り続けるため、その間はずっと大きな音が響くことになります。

騒音がつづけばご近所に迷惑をかけてしまい、トラブルに発展する恐れがあります。

雨樋があることで建物の寿命を守り、円滑な近所関係も築けます!

建物に欠かせない排水設備 雨樋の役割を解説します!

雨樋は「雨水をスムーズに排水するため」「建物を保護するため」「騒音を防ぐため」という3つの役割を果たすことで、建物の寿命を守り、円滑な近所関係を築くことにつながります。

雨樋はご自身のことだけでなく、ご近所にも関わるということをぜひ押さえておいてくださいね。

雨樋も年数の経過で劣化していきます。

現在普及している塩化ビニール樹脂の雨樋は20年程度が耐用年数です。

耐用年数を迎える前の10年目あたりから継ぎ目の隙間や色褪せなど不具合が出てきますので、このあたりを目安に点検や状態に応じたメンテナンスをご検討ください。

雨樋は複数の部材で構成されているため部分修理も可能です。

修理範囲や必要な部材数を減らすことで、メンテナンスに掛かる費用を節約できます。

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雨樋工事ならBooにお任せください!

建物に欠かせない排水設備 雨樋の役割を解説します!

ここまで雨樋の役割についてお話しさせていただきました。

雨樋は地味な印象を受けるかもしれませんが、建物には欠かせない排水設備です。

雨樋がないと建物の老朽化を早めたり、近所トラブルを起こす原因となったりします。

定期的なメンテナンスが必要な設備ですので、10年くらいを目安に点検やメンテナンスをご計画ください。

当店では雨樋工事にも対応しております。

建物診断や見積もりは無料で行っておりますので、雨樋のことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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