屋根材の種類とメリット・デメリットを解説!

屋根材の種類とメリット・デメリットを解説!

建物を風雨から守る屋根。屋根材は建物を守るだけでなく、外観のデザインを彩るのにも一役買っています。また、屋根の重量は耐震性にも関係してきますから、安全性も考えて屋根材を選ばなければいけません。

耐久性や耐震性だけを重視すればいいというわけではなく、メンテナンス性やデザイン性もしっかり意識しておきたいですよね。しかし、屋根材もたくさん種類があり、どれを選んだらいいか迷われるかと思います。

これから屋根工事を考えている方は、まずはどんな屋根材があるか把握しておきましょう。今回は住宅に用いられる代表的な屋根材をご紹介していきます!

目次

【屋根材の種類】

屋根材の種類とメリット・デメリットを解説!

屋根材は色々な種類があり、特徴やメリット・デメリットなどがあります。どんな屋根材を選んだらいいか迷われている方は、まずは屋根材の種類と特徴などをチェックしてみましょう。

以下に代表的な屋根材をご紹介していきます。

【日本瓦】

屋根材の種類とメリット・デメリットを解説!
耐用年数50年以上
メリット耐火性に優れている
1枚単位で瓦の差し替えができる
断熱性に優れている
遮音性に優れている
耐久性に優れている
日本家屋と相性が良い
デメリット重量があり、耐震性に不利
台風など強風で飛散する恐れがある
強風による瓦のズレが生じやすい
施工できる職人が少ない

歴史も長く、日本の住宅に馴染み深い屋根材。現在では耐震性のことを考慮して使用されることは少なくなりましたが、耐久性はどの屋根材よりも優れています

素焼きのままの瓦と釉薬を塗布した瓦、焼き上がった瓦を燻した瓦、などがあります。強風で瓦がずれるため、台風が多くなる時期は被害が多くなり注意が必要です。

当社は瓦修理も承っております。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

詳しくはこちらの「瓦修理・棟取り直しや漆喰工事」をご覧ください。

【セメント瓦】

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耐用年数30〜40年
メリット耐火性に優れている
1枚単位で瓦の差し替えができる
日本瓦よりも安価
遮音性が高い
デメリット定期的に塗装が必要
重量があり、耐震性に不利
経年劣化で汚れや苔が付着し、美観性が低下する
経年劣化で色褪せてくる
強風で瓦のズレや飛散などの被害を受ける恐れ

セメントを原料とした瓦と似た形状の屋根材です。日本瓦よりも安価で以前の住宅に多く使われていましたが、現在ではスレートが普及して採用する家も少なくなりました。

不燃材のため耐火性に優れ、材厚により遮音性も高いです。日本瓦と同じように強風によりズレや飛散が生じる可能性があり、塗装も定期的に必要です。また、重量がありますから耐震性に不利になります。

【スレート】

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耐用年数20〜25年
メリット安価なものからハイグレードなものまでラインナップが豊富
軽量で耐震性に優れている
デザインが豊富
普及率が高く対応する業者が多い
耐火性に優れている
デメリット定期的に塗装が必要
経年劣化でひび割れなどの破損が生じる
経年劣化で苔や汚れが付着し、美観性を落とす

セメントと繊維質を混ぜ合わせて形成する屋根材がスレートです。安価なものからハイグレードなものまで豊富な商品ラインナップがあり、普及率も高いです。

日本瓦一枚が約8kgに対してスレートは約3.4kg(ケイミューのカラーベストを参考)と半分以上軽くなり、耐震性に優れています。基材の上に塗装がされており、そのコーティングでグレードが変わります。コーティングは経年劣化してくるため、定期的に塗装が必要です。

【ガルバリウム鋼板】

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耐用年数30〜40年ほど
メリット軽量で耐震性に優れる
錆びにくく、耐久性に優れている
デザインやカラーが豊富
デメリット熱が伝わりやすいため、断熱材とセットが好ましい
衝撃に弱い
一般的な塗装方法ではすぐに剥がれる
雨音が大きいため、防音対策は必要

ガルバリウム鋼板は現在よく用いられる金属で、屋根材の他に外壁材にも使われています。ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%で構成される金属です。亜鉛の犠牲暴食機能により錆が発生しにくく、耐久性に優れています。

また、1枚あたり約2.4kg(IG工業スーパーガルテクトを参考)とスレートよりも軽く、耐震性も高い屋根材です。基本的に塗装は必要ありませんが、メッキ層が傷つくと錆びてしまうため、状態に応じて塗装が必要になるケースがあります。塗装が付きにくい素材ですから、下地処理や専用の下塗り剤を使う必要があり、一般的な塗装方法とは異なりますのでご注意ください。

屋根塗装なら塗装におまかせください!屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装」をご覧ください。

【トタン】

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耐用年数10〜20年ほど
メリット施工が容易
工期が短い
軽量で耐震性に優れる
メンテナンスがしやすい
デメリット定期的に塗装が必要
経年劣化で錆が発生する
熱が伝わりやすく断熱性が低い
雨音がうるさい
下地が悪いと張り替えが必要

トタンは鋼板の上に亜鉛をメッキした金属のことです。コストが安価なため、屋根や外壁によく用いられています。重量も軽く耐震性に優れ、施工性が良く、工期が短い特徴があります。

経年劣化でメッキ層が摩耗してくるため、定期的に塗装が必要です。劣化したまま長期間雨ざらしにすると錆が発生するため注意しましょう。下地が悪くなると塗装では対応できず、張り替えが必要になることもあります。

当社は板金工事も承っております。詳しくはこちらの「棟板金工事」をご覧ください。

【アスファルトシングル】

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耐用年数20〜30年
メリット軽量で耐震性に優れている
柔軟性があり、破損しにくい
天然石の吹き付けなどデザイン性に優れている
柔らかい素材のため加工性が良く、施工が容易
複雑な形状にも対応
防音性・防水性に優れている
デメリット強風などで屋根材が捲れることがある
天然石が経年劣化で落ちる
製品の種類が少ない

ガラス繊維にアスファルトを含浸させた基材に天然石を吹き付けて仕上げた屋根材がアスファルトシングルです。スレートや金属屋根とは違い、折り曲げられるほど柔らかい素材のため、衝撃で破損することはありません。加工もカッターやハサミで切断でき、施工性に優れています。

天然石で仕上げたアスファルトシングルは、ほどよくグラデーションがかかり、デザインにこだわる方もにピッタリです。柔らかい素材のため、台風など強風で屋根材が捲れてしまうことがあります。製品の種類もかぎられ、天然石も次第に剥がれるため、定期的にメンテナンスが必要です。

当社は屋根の葺き替えやカバー工法などの屋根工事を承っております。屋根工事をお考えの方は、ぜひご相談ください。屋根工事については下のページをご覧ください。

「屋根カバー工法(重ね葺き)」

「屋根葺き替え・葺き戻し工事」

【屋根工事のことならおまかせください!】

屋根材の種類とメリット・デメリットを解説!

ここまで一般的に使用されている屋根材の種類をお伝えしてきました。

ご紹介した屋根材を見てどうでしたか?

たくさん種類があってどれを選んだらいいかわからない、と思いませんか?

どの屋根材もメリット・デメリットがあって、どの屋根材が適しているか判断がなかなか難しいですよね。気に入ったデザインがあっても重さが気になるし、値段ももう少し抑えたい、といろいろご要望もあるかと思います。

屋根材選びに迷われていましたら、ぜひ当社にご相談ください。屋根材の豊富な知識を持ったスタッフが、お客様に最適な屋根材をご提案させていただきます!

無料診断も実施しておりますので、屋根の状態が知りたい、どんなメンテナンスをした方がいいの?、どんな屋根材がぴったり?、などなど色々な疑問にもお答えさせていただきます!

無料診断についてはこちらの「屋根の無料診断・無料見積もり」をご覧ください。

“mu”

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この記事を書いた人

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